Amazon OpenSearch Serverlessの料金が安くなっていたので確認してみた
Amazon OpenSearch ServerlessはOpenSearchのServerlessのオプションです。自動的にスケーリングするコレクションを使用して、管理の手間なくOpenSearchを使用できます。
OpenSearch ServerlessがGAした時、1ヵ月の最低料金を調べました。
このときの結論は、東京リージョンの場合 $977.952 が最低料金でした。
実は先月、OpenSearch ServerlessのOCUの単位が1
から0.5
になりました。それに伴い、最低料金も引き下がったため、あらためて料金を確認してみました。
レプリカの有無で料金は変わる
先の注意点として、コレクションを作る際にレプリカを作るかどうかで最小OCUが変わります。
有効にするとインデックスと検索それぞれでレプリカが作成されるため、最低でも4つ分のOCUが必要です。無効の場合はレプリカがないため2つ分です。本番環境ではレプリカ有効化が推奨です。
料金の比較
というわけで料金は次のようになりました。
- 従来の最低料金(4OCU: 1 * 4)
- $977.952
- レプリカ有効時の最低料金(2OCU: 0.5 * 4)
- $488.976
- レプリカ無効時の最低料金(1OCU: 0.5 * 2)
- $244.488
参考までにt3.small.search
のインスタンスを立ち上げた場合の1ヵ月の料金は$40.992
です。オートスケーリングや管理コスト部分にメリットを享受できないと割高に感じてしまいますね。あるいは複数のコレクションで共有されるという特徴を活かせるような構成であれば、コストメリットも出てきそうです。
キャパシティの確認
最後に、マネコン上で実際に0.5
まで消費ユニットが減るのか確認してみました。
ばっちり減ってますね!
まとめ
OpenSearch Serverlessは負荷の増減に合わせたオートスケールが特徴的なOpenSearch Serviceのオプションです。低負荷時の料金が安くなったことで選択肢のひとつとなる場合もあるのではないでしょうか。ぜひ検討してみてください。